日が昇る前に起きる

 今週は毎日早番だったから暗闇の中で目を覚ましていた。カーテンを開けるとまだ闇が空に残っている6時0分。眠り足りない身体を無理矢理に動かして、朝の支度を始める。頭では理解しているのだけど、まだ深夜なんじゃないかと思ってしまう。私は寝ていたけれど、本当はまだ寝ていなかったんじゃないかと錯覚する。冬の6時は夜だ。

 着替えてパンを焼いている間に、いつのまにか朝日がビルの間から顔を出していた。沈んだいた街の輪郭がいつのまにかくっきりと現れている。目を合わせられない強烈な光源を見て、ようやく私は朝が来たことを信じられるようになる。

 だから今週は夜更かしせずに23時くらいには寝ていたので、なかなかはてブを書く時間が取れませんでした!はてブに来れなくてさみしかったよう、って言ってもここは自己完結したディスコミュニケーションの僻地なんだがな。ダハハハハハハハ。

 今日は2時間個人練習に入った。デカい音で鳴らしたベースのグォーンっていう共鳴音はやっぱり気持ちがいい。巨大な鉄の塊から作った鐘を突いたようなふくよかな響き!ベースの好きなところはそこだ。

 去年の6月にハイパーかっこいい歌うまベーシストのSョうさんを超えるという目標を立ててたのに、今の今まですっかり忘れていた。あの時の衝撃と悔しみと言ったら!心に刻もうと思って、Twitterに書いたんだけど、なんか恥ずかしくてやめた。

 その後はぷよぷよの鍵組みに取り組んでいたら1日が終わりました。

 そんな和やかな日だったのに、時々憂鬱の波のようなものがやってくる。足元がグラグラ揺れるような気がして、少し息がつまる。

 そういう時は大体頭が「未来を描くことってものすごく無意味だよね、目標とか目的がないと動けなくなってそのまましんじゃうからとりあえず意味を後付けしてるんだよね、そんな生き方甘ったれだしなんて不毛なんだろうね?」みたいなことを好き勝手にぶつぶつ話しかけてきている。つらい。

 でも、それに対してわたしは様々な盾を思い出す。今日は茨木のり子に「ばかたれが」と言われて立ち直った。あと今文章を書いて、言葉一個ずつ事実か検証してたら心が戻ってきてくれた。「未来を描くことってものすごく無意味→計画も立てずに生きられる?おいしい飯食えなくなるけどいいの?!」

 それはいやです。

 あと、このさみしさや虚無感は次に誰かに会った時に嬉しい気持ちでいっぱいになるための伏線だから、、、だから人に会った時にはたくさん感謝するんだよ、、、って慰めるのも効果がある。

 ねむうい。ねるう。