めんめんモリモリ

最近弛んでるからちょっと一発自己啓発本キメるか、と思い読んだ本にメメントモリのエピソードが書いてあった。

メメントモリは、古代ローマで将軍が凱旋パーティを行った際、将軍の後ろに立つ使用人が「メメントモリ(死を思え)」と言うことで、「お前は今絶頂にあるが、今後どうなるかわからないぞ」ということを将軍に思い出させるために使われたらしい。なんか劇薬みたいな言葉で好き。

このエピソードを読んで、私はこれを今まで厨二心からの言葉だと勘違いしていたと思った。死にたい気持ちを常に持ってるというナルシシズムかと。いやあーこんな冷や水ぶっかけ言葉だったのか。むしろライトなしにたい(=はらへった、かまってくれ)の対極にある気がする。

私が今メメントモリするとなると、死の床にいる自分が、人知れずめちゃくちゃ爆笑している姿を想像する。悲しそうでも穏やかでもなくて、ひとりで心の中でひっひっと笑っている。あれはくだらなかったな、あれはダサかった、あれは恥ずかしかった、あれは面白くなかったし意味わかんなかったけど一体なんだったんだ、ウケる、って色々思い出してスーッといきたいですね。てかこれ、今の寝る前の自分じゃんか、ねるう

スナフキンはちゃんと中身を見てる

 村上春樹風の冴えないし不幸なボクと病弱美人が出てくる小説を読み、時代錯誤のステレオタイプだクソつまんねえとツバをペッと吐いて今日1日を終える。ただしスナフキンの名言を引用していたところはよかった(本人じゃなくて巨匠の言葉がよかったということか)。

 

何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくのさ。そのほうがかばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。

 

ヤンソン言いこと言う〜!めちゃくちゃそうしたいよ。でも私の頭は穴だらけの欠陥品だからさ、なんでもかんでも落としてきちゃうんだ。

 

 村上春樹風の小説は女言葉が女過ぎてキモかった。この前大阪ナオミ選手のインタビューを女言葉で翻訳することを残念に思うという発言を聞いてから、自分の中の文体に対する違和感が言語化されてしまい、理想で書かれたであろう女言葉を受け付けなくなってしまった。勝手にジェンダーに閉じ込めるな、クソが、と私の中の何かが怒っている。1人で勝手に怒ってるだけだけど。

 それとバンド界隈から出てきた新鋭の文筆家が老人の発言の語尾に「じゃのう」をつけていたのにも、怒り狂ったことを思い出した。

 人をキャラクター化して陳腐化するんじゃねえ、まじで、そんな、単純じゃ、ねーーからな!!!!

泡沫のビート

 キッズと手遊びしているとみんなノリノリで歌ってくれて楽しい。でひゃって笑ってくれるのが嬉しい。○ちゃんもやるー!って目をキラキラさせているのがまぶしい。キッズのことを文章で書いても、彼らの言葉や行動は思ったよりも月並みなことが多くて(面白い言葉遣いもあるけど…)、本当に持っているほとばしる生命力みたいなものが1mmも伝わらないと最近感じている。非言語コミュニケーションの世界のことはやはりダイレクトに飛び込んで五感を全て使わないとわからないのだろうと思い、伝えられないことが文章好きとして悲しい気持ちになる。

 音楽関係で考えるとライブハウスで初めて聴いた超重量ベース音や、内耳をすり減らさんばかりのノイズがマーシャルから出てきたことなど、わたしの実感としてはこういうものだという経験をはっきりと認識しているけど、それを読んだ人が想像した経験と私の経験は別のものであり、それぞれの実感は異なっている。そう考えると文章って不思議だ。

 何でも読んだからってわかったふりはしちゃいけないなあ。映画は視覚と聴覚を使うけど、それを解釈するのは自分だからまたそれぞれが異なる経験と結び合わせて考えることになるから、その実感も読み物と同じように個々人で異なっている。あーふしぎ。難しいこと考えてちょうどよく眠くなってきた。今日ソロの音源にベースを付けていたんだけど納得できず、憂鬱な気持ちでヘッドホンを取ったら、勝手に部屋のスピーカーからさっきBandcampで聴いた春ねむりが流れていてなぜ怖いと焦ったけどそれは洗濯機が奏でる複雑な水飛沫のビートでした。ドラムンベースみたいでかっこよかったし、そんなビートは春ねむりには無い。おしまい。

 

Mikan vow

 Code Orangeのリーバさんが格好良過ぎる。YouTubeでライブ動画を見るたびにアドレナリンで頭が沸騰する感じ。killing timeの動画を見た時に、屈強な男性外国人が腕を振り回してモッシュしていて、私もやりたいけどあんなことしたら吹っ飛ばされるだろう、だから当たり前だけど入れないな、入れる男が羨ましいな、まあ我慢するのが当たり前か、と思っていたら次の動画のサジェストに出てきたリーバさん。クリックすると性別を超えてメタリックなリフに没頭する姿と、低い声で投げやりに歌うスタイルにめちゃくちゃ感動してしまった。そこから私は数日間コードオレンジの動画を何時間も漁りまくった。まあ、ほんとに、かっけええええ!!!の!!!!リーバさんのようにギターやベースが弾けたらいいのに!

 とは言え恋が急速すぎたので、今日は何時間も動画を見続けるようなことは無く落ち着いたが、メタリックなものを摂取する時に開けた気持ちになり、以前聴いていたDrainやパワートリップがまた違った音像で聴こえてくる。メタルは大音量低音爆ディストーションでビートをジャッキジャキに刻みまくるから本当に楽しそうだ。技能はいるけど無心で鳴らしてみたくなる音楽。それとドロップチューニングの深い響きにメロディが乗ると切なく、また歌詞も怒りや苦しみを表現している曲が多いからぐっと心を掴まれる。ほんと、新しい扉が開いているな…明日は新学期だしな…

 

 恐竜好きのキッズに影響されてユニクロで恐竜のTシャツを買った。バンドTのようにしれっと着ていきたい。英語で「はじめて恐竜見た時どんな気持ちだった?!」みたいなことが書かれていてピュアでかわいい。

 

サプラーイズ

 今日はTくんと話していて、何かを表現したいけどそれが形にならずに堂々巡りを繰り返し、自己嫌悪と一縷の望みの間を不安定に行き来し続ける苦しさみたいなものをひしと感じ辛くなっている。バンドがやりたいと言っていたし、バンドができていてすごいと言われた。私はバンドなんて成り行きだよ、普通だよとは言い切れない。その身に覚えのある焦燥感が胸に刺さってくる。しんどいよな。でも忍耐強くもがくしかないんだよね。

 再三言いまくってるけど、私がバンドを出来ているのは幸運だったからだ。今うぇ〜が全員同じ方角(いい曲を作る、やばい音を鳴らす、パンクハードコアの素地等シンプルなこと)を向いていて、バンドとして活動できていることに物凄くおごそかな気持ちになるし、だからこそ絶対に疎かにできない。うぇ〜〜のおかげで私は自分だけでは出せない音が出せているのだから。再三言いまくっても足りない。

 売れているバンド、今注目されているバンド、音楽でメシを食いたい資本主義的なバンド、社会的に反抗するバンド、ポリティカルなバンド、モテたいバンド、野心的なバンド、オタク力を見せつけるバンド、言いたいことを言いたいだけ言うバンド、承認欲求を満たすためのバンド、技術力を試すバンド、ワンマンのバンド、仲良くしたいだけのバンド、遊びのバンド、色んな形のバンドがあるけれど、全部一線を画している。なんか関係ないんだ。

 自分が勝負しなきゃいけないのは、いかに清らかな気持ちを持って、音楽を高められるかということだけ。もちろん私は天才じゃないし、下手くそだしできることも少ないけど、この点においては全く関係がない。私だけしかエントリーしていない、私だけのグランプリ。これに毎回挑んで、毎回負けてる。でも諦めない。あと他のグランプリに勝手にエントリーさせて比べてくる奴はウンコだから気にするな。

 

ああライブがしたい!!!!新曲がやりたい!!!!でも今は激ヤバなサプラーイズを密かに計画している時だから!!我慢!!!!

寝る!!!!

 

ところでCode OrangeのRebaさんへの憧れがすごい。Hate5sixでのライブパフォーマンスのアグレッシブさにやられてる。なんというかっこよさ。最近はegg punkからメロディックから激情からメタルコアまでジャンル関係なく好きなバンドがいて、我ながら広々として快適な音楽空間にいるもんだ、さいこ〜と思う。まあパンク縛りだけど…そう考えるとけっこう狭いか…

Code Orangeを貼ります。[hate5six] Code Orange - July 23, 2015 - YouTube

フェニキアとか黄河文明とか、タイムスリップしたいよね

月の森掲示板

上橋さんとFANを結ぶ期間限定交流掲示板 Q&Aログ

 

 守り人シリーズの作者ご本人が降臨していたファンBBS(現在はおそらく稼働していない)を発見した。こういうのいいなあ…ファンも上橋さんも知的で落ち着いたやり取りをされていて、守り人好きのピュア心が満たされる思いをしました。

 心がぽっとなって、ついいにしえのインターネット時代に想いを馳せてしまった。古来のインターネットは村社会であり、小さなコミュニティの集まりであったが、Facebookを筆頭にキャピタルSNSが台頭、村々にひっそりと暮らしていた人々も自然と大資本の国家に集約されて行ったのであった。人々は日常を税として国家に献上する代わりに、いいねという社会的承認という対価を得た。国家と国民の利害は一致し、より一層繁栄を極めたのであった。(歴史っぽく言ってみた。)

 

 めっちゃ面白い世界史のほぼ史実の小説無いですかね?面白いの優先で…

 

ねるうううう